ヨーロッパでは「アジア」と聞いたときに、インドや中央アジア(カザフスタンなど)を思い浮かべる人が多い。これは地理的な区分や歴史的な交流の影響で、ヨーロッパ人にとって「アジア=東洋」よりも「ユーラシア大陸の東側」という広いイメージが強いからだ。
ヨーロッパでは「アジア」はユーラシア大陸の東側全体を指すため、インドや中央アジア諸国(カザフスタン、ウズベキスタン、キルギスなど)が「アジア」になる。
シルクロードを通じてヨーロッパと結びついていたのは中央アジア。交易や文化交流の記憶から「アジア=中央アジア」というイメージが根強い。
インドは宗教(ヒンドゥー教、仏教)、香辛料、植民地時代の歴史を通じてヨーロッパ人に強い印象を残しており、「アジアの代表」として想起されやすい。
東アジアや東南アジアは近代以降にアジアとして意識されるようになってきて、今の工業製品・巨大市場・文化というイメージは比較的新しいものだ。
ヨーロッパ人にとってのアジア
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