22世紀の資本主義 やがてお金は絶滅する (成田 悠輔)

人の体も心も商品化される超資本主義の行き着く果てに到来する「測れない経済」。そこに出現する「お金が消えてなくなったデータ資本主義」は人類の福音となるか?

22世紀の資本主義 やがてお金は絶滅する (成田 悠輔)” に1件のフィードバックがあります

  1. phrh205455 投稿作成者

    お金の夢から醒めろ
    株価も仮想通貨も過去最高値を更新、生成AIの猛威が眼前に立ち現れ、かつてなく資本主義が加速する時代。お金や市場経済はどこへ向かうのか?
    この先数十年から百年かけて起きる経済、社会、世界の変容を大胆に素描。
    人の体も心も商品化される超資本主義の行き着く果てに到来する「測れない経済」。そこに出現する「お金が消えてなくなったデータ資本主義」は人類の福音となるか?
    現実とも虚構ともつかない未来像を立ち上げる経済学者・成田悠輔の本領発揮! 貯金と投資なんかで夢見てる場合じゃない。凝り固まった思考を叩き割る社会構想の誕生を目撃せよ。

    ◆目次
    はじめに
     A. お金という(悪)夢
     B. 忙しい読者のための要約
     C. はじめに開き直っておきたいこと

    第0章 泥だんごの思い出

    第1章 暴走 すべてが資本主義になる
     資本主義とは何か
     寓話1:私は詐欺師
     寓話2:金vs.株
     寓話3:売上ゼロの1兆円企業
     寓話4:ブランドが世界を食べる
     寓話5:0→4兆円→0
     怪しい占い師としての資本主義
     時間と意味の新大陸
     計算・情報・物事
     お祭り騒ぎのインターネット
     サイコネティックスに向けて
     存在のインターネット
     アカシック・レコード、あるいは価値のカンブリア爆発
     すべてが商品になり、すべてに値段がつく
     来る来る詐欺を超えて:計算網産業革命

    第2章 抗争 市場が国家を食い尽くす
     お金とは何か
     お金は意外に若く狭い
     実態と記録
     お金とデータのデッドヒート
     デジタルでグローバルな村落経済
     インフレとデータ
     全員共通価格システムの崩壊
     一物多価の万華鏡
     お金、その意味の変容
     国家vs.市場の終焉
     官僚もネコでいい:市場原理主義的社会保障
     人間の証明:アナーキーでグローバルな
     市場と国家の離婚と再婚
     別の地球に移民する時代
     退屈で、古く、汚く、遅い生身地球の管理人
     夜警国家ふたたび
     国家から逃走する国家
     中毒者の沼
     測れない経済へ

    第3章 構想 やがてお金は消えて無くなる
     やっぱり猫が好き
     「お金は諸悪の根源である」
     招き猫と泥団子
     経済はデータの変換である
     データを食べる招き猫が経済を自動化する
     資本主義からお金を抜く
     泥団子ふたたび
     「アートはお金になる」から「お金がアートになる」
     お金で買えないものはない? ハイブランドふたたび
     記憶としてのアートークン
     エンデの遺言
     知らない幸福、測れない幸福
     貨幣発行自由化の極北
     贈与の解毒に向けて
     データ自己破産とよみがえるお金
     市場・国家・共同体のパッチワーク
     稼ぐより踊れ

    おわりに 22世紀の〇□主義へ

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