We live in a world where people are constantly looking for someone to blame (Ange Postecoglou)

I’ve said a million times; we are in a world now where people are constantly wanting someone to blame. That is the world we live in,” Postecoglou said.
“The reason for our poor results and consistency is not because of Sonny or my tactics.
“It is just that we have had 11 injuries for the last two months that means we have had tired players, but that doesn’t suffice.
“That doesn’t provide a head on a plate. That’s how we live our lives these days. If someone makes a mistake, they want to tear them down. There is no leniency anymore, understanding or contextualising of why this happened.
“They are looking for someone. If people think Sonny hasn’t done everything in his power to help us through this. So, what if he is a nice guy? What is wrong with being a nice person?
“Sonny is Sonny. I have no complaints about his leadership, he’s handled it his way.
“If you’re looking for someone to blame, you’re looking at the guy most culpable.”

エマニュエル・トッド(Emmanuel Todd)

 まず、一つ目に経済問題があります。ドイツの経済学者、フリードリッヒ・リストは、保護主義がうまく機能するために最も必要なことは熟練労働者の存在だと言っています。ところが、今のアメリカはその熟練労働者がいないのです。トランプの掲げる保護主義政策が進んだとしても、うまく機能することができないというわけです。
 たとえば、アメリカとロシアの産業構造を見てみると、自然資源ではそれぞれ石油と天然ガスを生産しています。ただし、アメリカはロシアよりも人口が2倍以上も多いのに、ロシアよりエンジニアを輩出できていません。両国の違いは、労働人口、つまり熟練労働者の存在の有無です。アメリカという帝国、そこにはアングロサクソンの国と、日本、韓国、台湾などが含まれますが、エレクトロニクスを含む先端産業や工作機械の生産分配を見ると、アメリカ本国は空洞で、周辺地域が盛んになっていることが分かります。まるでアメリカという肉体の血液が、体の末端に散っていったというようなイメージです。
 イスラエルもアメリカ帝国の一部と言えると思いますが、イスラエルの技術の一部にもアメリカは完全に依存している状況があります。したがって、中心部分の弱体化という問題があるのです。ですから、その保護主義も、熟練労働者がいないような弱体化したアメリカにおいては非常に難しいということです。トランプは、アメリカが力を失った理由を外国企業との競合に問題があるのだと考えていますが、実は問題は国内での競合の方なのです。
 二つ目の問題は、ドル覇権です。トランプは、中国やロシアなどでつくる主要新興国BRICSに対して、脱ドルを進めれば加盟国に100%の関税をかけると脅していますが、ドル覇権こそが米国内の産業の発展を妨げているのです。つまり、高学歴の人々の多くが、こういったドルの源泉に近い仕事にどんどん就いていくわけです。エンジニアよりも、金融といったセクターの仕事に就くという流れがあることによって、アメリカのエンジニア不足という問題は決して解決されずに問題は深刻化して、失敗し続けるアメリカというものを持続させてしまうというわけです。トランプは結局何もわかっていないのです。「コモンセンス(常識)」だけでは足りないのです。

Factionalism

Factionalism is an aspect of life itself. Each living cell is part of a faction – a liver cell is part of a liver, which is part of an endocrine system which is part of an organism. That organism in turn has factional interests that ally it with other organisms (like its own gut bacteria) against other organisms again. There is no escape from factions: you are made out of them.

For those who seek peaceful resolution of disputes “there is no alternative to multi-party representative democracy” – Les Campbell, The Democracy Project.

Factions, or parties, serve the purpose of making terminology describing issues and disputes simple enough for mass participation, and the pooling of a great number of people’s ideas. A bureaucracy, which practices antifactionalism, always fails to be comprehensible to the layman, who always has the freshest perspective – thus only factions can bring the ability to compete, and other political virtues to bear.

アノクラシー(anocracy)

アノクラシーとは、その国がどれくらい独裁的(autocratic)であるか、民主的(democratic)であるかを測る指標で、スケールは「マイナス10」から「プラス10」までの幅があります。
マイナス10は最も独裁的で、北朝鮮やサウジアラビア、バーレーンを思い浮かべてみてください。プラス10は最も民主的で、当然ながら皆が望む社会です。デンマークやスイス、カナダがこれに当てはまるでしょう。
この指標がプラス5からマイナス5の中間領域にある国は、両方の特性を兼ね備えていると言えます。プラス5であれば、民主的な特性が強いけれど、独裁的な要素も多少はある。一方、マイナス5であれば独裁的な特性が強く、民主的な要素は少ない。

中田英寿

今から10年後を予想するのは難しい。でも、農業の未来のことをとても心配している。日本では一部の分野で世代交代が必要になっている。農家の大半は65歳を超えているんだ。これから新しい世代を刺激していきたい。日本酒や日本茶は自分たちの伝統の一部であり、失ってはいけない。

タイで出生数が50万人割れ (THAILAND HYPERLINKS)

タイの人口は2024年12月31日時点で65,951,210人に達しています。しかし、昨年の出生数は462,240人にとどまり、1949年以来初めて50万人を下回りました。また、2024年は死亡数が出生数を上回る状況が4年連続で続く年となりました。1963年から1983年にかけて、タイでは毎年100万人以上の新生児が誕生していましたが、近年はその数が急激に減少しています。

ネクサス・アプローチ(松下和夫)

 環境に良い再生可能エネルギーの導入を目指したはずの「メガソーラ―」が貴重な自然の破壊につながってしまった。風力発電の風車のバードストライクで渡り鳥に被害を与えてしまった。バイオマスエネルギーの原料としてトウモロコシを大量に使った結果、食料供給に支障がでた。このように、環境に良いことをしようとしたのに、結果として他の環境破壊につながる事例が報告されるようになってきました。
 ある目的を達成するために取った措置が、他の目的にはマイナスに働く事例をトレードオフ(二律背反、相反作用)といいます。逆にある目的のための活動が、他の目的にも効果がある場合をシナジー(相乗効果)、あるいはコベネフィット(相乗便益)といいます。たとえば森林の保全が生物多様性の保全に寄与すると同時に、二酸化炭素吸収源を守り、気候変動対策にもなることは、シナジーの典型例です。
 人類は現在、地球環境の三重の危機(トリプル・クライシス)に直面していると言われます。すなわち気候危機、生物多様性減少の危機、汚染と廃棄物です。このような世界で環境改善の行動を起こす際には、トレードオフを最小化し、シナジー効果を最大化する統合的なアプローチが必要です。
 生物多様性の損失と自然衰退の根本的な原因に対処するために、価値観、構造、慣行を転換し、社会変革を進めることが必要です。そして生態系の保全、自然資源の再生と持続可能な利用、汚染の削減、持続可能で健康な食、気候変動緩和・適応などに統合的に取り組むことが、SDGsの多くの目標にも貢献し、ネクサス・アプローチ全体の推進につながるのです。