長期金利の上昇には、経済が絶好調なときに起こる「良い上昇」と、財政や通貨への信用が落ちたときに起こる「悪い上昇」の2種類がある。
日本の政府や市場は、デフレ脱却という「良い上昇」のストーリーを強調したプロパガンダを発信しがちだが、その裏にある「政府の借金総額」はフランスより遥かに脆弱だ。
- フランスの悪い上昇: 市場(外国人)から「この国は危ない」と見捨てられて金利が上がっている。
- 日本の悪い上昇(潜在型): 国内の身内だけで借金を回しているため一見穏やかだが、金利上昇による国家財政の圧迫度合いはフランスよりも遥かに深刻。
したがって、「日本も悪い上昇の側面を強く持っている、むしろ爆弾の導火線は日本のほうが短い」という見方は、多くの経済学者や格付け機関も指摘する極めて真っ当な危機感なのだ。




